ここ数年、
3月の暖かさが早くなっているような感覚があります。
冬の寒い間、
休眠状態だった樹々は、
春の合図を暖かい空気や風で感じ取り、
芽吹きを始めます。
花を咲かせます。
今年はどの畑も、花が早く、
桜の開花も例年より2週間ほど早かったのではないでしょうか。
↑4月1日。
入学式前に桜が咲くなんてコト、
長野ではほとんどありません。
今年は入学式の頃で満開でした。
当然畑でも樹々が活動を始めますが、
そこで怖いのが
『霜』なのです。
長野は4月といっても
朝晩はまだまだ寒く、
早朝に霜が降りることがあります。
新芽や花は寒さにあまり強くなく
霜の影響が大きく出ると
受粉ができず実がつかなかったり、
花がやけて死んでしまったり。
今年の収穫に大きな影響が出ます。
去年、霜の影響で杏が不作。
本当に少ししかお届けできなかったのですが、
なんと今年も霜の影響が出てしまいました。
花の時期にこんな風に華々しくさかせていた樹が、
こんな風に。
花がしんでしまうどころか、
樹自体が枯れているところも見られました。
突然の暖かさと突然の寒さに
樹が対応しきれません。
温暖化の影響なのでしょうか。
精一杯対応していきたいと思っています。
まだまだ知識も不十分な私たちですので、
もしかしたらもっとできることがあったのかもしれません。
でも、おてんとうさまには、
どうにも抗いようがありません。
2年続けて影響がでると
「杏は、貴重なフルーツになってしまうのだろうか。。。」
と
思わずにはいられません。
私たちなりにできることをしていくしかないので、
向き合っていきますが、
杏を楽しみにしてくださっているお客様に
どれだけお届けできるか、わかりません。
申し訳ありません。
このような出来事があると
ますます
環境問題やこどもたちへの教育にも
目を向けていきたいなと考えています。
これからの未来を創っていくこどもたちに
豊かな体験を渡せるように。
もちろん大人の方々にも、
楽しい体験、生きている喜びを感じられる体験、
信州やまざき農園からお届けできることは
余すことなく!
いつも応援してくださり
ありがとうございます!